セブンイレブン店長の書かれた本です。
セブンイレブンの場合、昔は酒屋さんが転業する例が多かったのかと思いますが、この方の例は店舗の土地・建物ともセブンイレブン本部側が用意したものに店長として応募された雇われマダムのような形式で仕事されているものです。ロイアリティというか71%が本部への上納金で店長側は29%しか手取り分がないそうです。
発注のシステムから何まで本部側が用意しているので、仕方がない面はかなりありますが、これで利益を確保するのはそれなりに厳しい面はあるようです。アルバイトの数を最小限に留める、つまりは24時間営業の多くの部分を家族で賄うと言った努力が求められます。
コンビニは消費期限切れのものは廃棄しています。この量を如何に少なくするか、これが大きな問題なようです。本部は推奨しない訳ですが、期限間際では値引きしてでも売って廃棄処理はしない、これがコンビニ経営では求められるようです。
日常のコンビニでの問題点も良く書かれており、読んでおいて損の無い本と思われます。